LookerのSingle ValueをTableauで再現する[Tableau][Looker]
こんにちは、あろえです。
ブログの執筆速度をあげるために、テンプレやアプリを駆使できないか四苦八苦している今日この頃です。
現在アルバイトでは、Tableauはメインではなく、Lookerを用いてvisを作成しています。
LookerはSQL管理できるし、値の追加でいい感じにしてくれるしといったスピーディーな感じが気に入っています。
さて、そのなかでも自分が一番気に入っているのは、Single Valueという機能です。
このように、重要なKPIを大きく出すことで観測しやすくすることを目的としています。
今回は、このTileをTableauで再現してみたいと思います。
再現に当たってTableauでおなじみのスーパーストアのデータを使います。
完成品
詳細にカーソルを合わせるとツールヒントで詳細な情報が確認できます。
手順
1.まず、作成に必要なカラムを用意します。
- 月(オーダー日) (連続)
- 累計の売上
- 先月からの成長率
- それにあたって必要な先月までの累計
それぞれの計算フィールドは以下の通りになります。
累計の売上
RUNNING_SUM(SUM([Sales]))
先月までの累計
LOOKUP([累計売上],-1)
先月からの成長率
[累計売上]/[前月までの値] - 1
2.これらは表計算関数なので、次を使用して計算ではオーダー日を選択して表を作成します。
出来上がった表がこれです。
3. 本当にほしい要素は最終行のみなのでLAST() = 0
でフィルターします。
この関数は、表計算関数なので、LODや表計算を行ったあとでもフィルターが可能になります。
もし、そういった INDEXによるフィルターができない場合は、LOOKUP(MIN([ディメンション]),0)
で可能です。
これによって、累計なども壊れることなく切り取ることができます。
4. ヘッダーを非表示にしたあと、詳細という文字をテキストに入れ、タイトルを編集したら完成です!
注意点
1枚目のように、最終行にグラフを足したいときはグラフのテキストで編集することで作成できます。 真ん中にテキスト置く方法がわからず調整は断念しました...
最後に
いかがでしたでしょうか?
KPIを表示することは、ダッシュボードの要なのでどんどん使っていきたいですね。
今後も使える機能をまとめていこうと思いますので、また見ていただけると嬉しいです。
それでは、ありがとうございました。