級審査メモ ー基本動作ー
自分が級審査中に思ったことを述べます
注意点
その人の体型によってちょっと変えたりしないといけないです
改善方法は効果を理解してから使ってください
思った通りの効果が出なかった場合、僕はリカバリーできますが鵜呑みにしてずっとやってると改悪になる恐れがあります。
ちょっと厳しい言葉があるかもしれないです。指摘していただければ修正します。
審査基準のおさらい
学生連盟としての基準です。
級 | 基準 |
---|---|
1級 | 正中線・気剣体・半身ができ、かつ、刃筋がとれる |
2級 | 正中線・気剣体・半身ができる |
3級 | 正中線・気剣体のどちらかはできる |
1級志望者について
3日以上進展が見られない場合は2級志望を検討する
メモ
2級
基準通りと考えて良い
総合的な完成度としては1級の7割ぐらいで合格
こればっかりは個人差ある
甘く見ていただいてる部分
総合的な完成度に影響するのである程度良くする
- 構えの時の剣の位置
- 重心(前体重、後ろ体重)
- 「もとの位置」のときの崩れ
刃筋は結構厳しめでやってるので、基準がまだわからない
各基準気をつけること
半身
進行方向に対して斜め45度
取りすぎても前向きすぎていてもだめ
足の縦幅、横幅で半身の取りやすさが結構変わってくる
構え刀の際、後ろ足の踵を前に動かしてしまう人は半身が適切にならない
後ろ足がどれくらいの斜め具合なのか、気をつけの際の8の字立ちの時に決めてしまって、構え刀では踵をあげるだけにするとうまくいく
正中線
本人も鏡を見て違うところがわかるので指摘しやすい
基本のずれるタイミングは症状別に以下の4種類がある
- 構え刀の時から
- 拳部分が構えの位置からおでこ・つむじぐらいまでの間
- つむじを超えたあたりから
- 振り下ろす時
以下の方法で対応している
構え刀の時
正中線をそもそも理解していない場合が多い
この場合は正中線の説明を行って気をつけるように言ったり、ゆっくり振って確認することである程度改善する
2つの踵のちょうど真ん中を正中線とすれば足や胴体や顔が骨格的に曲がってしまう人でも対応できる(足が狭かったりして踵の位置がおかしくなると全部狂う、なるべく努力していい姿勢取らせること)
基本的に半身を取っているので正中線は鼻と剣を持っている側の目の間くらいになる、顔の真ん中と正中線が合わない場合は「踵の間を正中線とすると君の正中線は〇〇の位置にあるよ」って言ってあげる
半身を取ってない・半身を取りすぎている時もこの現象が起こるのでただ指摘すればよいというわけではないと言う点に注意、見分け方については次の項目で説明
拳部分が構えの位置からおでこ・つむじぐらいまでの間
基本的に練度が足りない、がんばろう
その他の例では上げ方に問題がある場合が多かった
- 上げる最中に肘が開いたりするケース(肩も上がるよ)
- 中盤まで手首の角度が開きっぱなしで顔の前で急に手首を折ったりするのでブレが発生するケース
前者は脇を閉める意識を持たせて、後者は頭に風船みたいなのが乗ってる所をイメージさせてそれを串刺しにさせたり(これはドラえもん握りしてる人には手首が折れすぎるので逆効果)、頭の丸みに沿ってあげさせたりすると改善した
まっすぐあげている感じがするのに斜めにいくときは半身がおかしくなっていないか確認すること、体めちゃくちゃひねって正中線合わせてから剣あげてみたらそうなってしまう理由を教える側も理解できると思う
つむじを超えたあたりから
これはオーバースイング
自分の肩の可動域以上に振り上げてるので肩が上がってるのも動画から確認できた
つむじの上に拳があれば基本動作はOKだと思ってるので後ろに手を置いてそれに当てないように振らせるなどこれ以上あげさせないようにする
あまり上げていないのに肩が上がる人は力が入ってたり、肩が硬いかもしれない
準備体操やったり、振り上げたところで剣を引っ張り合うと程よく肩が伸びる
振り下ろす時
ここが一番本人が自覚しにくい
力んでたり、力をかける方向が間違ってたり、オーバースイングだったりする
振り上げたところで正しい向きで引っ張り合うと治った(引っ張り合う二人)
一番厄介なのが、振り下ろすときに左右に体が動いてしまう人
また、直し方わかったら加筆します
気剣体
これは直すより教えてる側が気付く方が難しい
2級は実質気剣体と正中線だけなので、そこしか見ないと思って気をつけてほしい
直し方は講習でまほりんさんの動画にあったように、横で一緒にやってあげたり、ゆっくりやっても気剣体が合うようにして手のタイミングに足を合わせることをを覚えさせる
その他指摘された・したこと
剣に体重が乗っていない
級相応には見られるという印象
3級でもこれは指摘されてた記憶があるので気を抜かない
やりがちな人の特徴
- 後ろ重心で足の裏を見せる人
- 振り下ろすときに頭の丸みに沿わせないで、すぐ手首の角度をまっすぐにしようとする人
足打ちで前足の踏み出し位置がおかしい
正中線がずれるので早めに直しておきたい
前足と後ろ足それぞれにまっすぐなレールがあると思って踏み出させる
前足の傾きが変になってしまうのは膝の位置も一緒に治すと早く治った
胴がまっすぐすぎる
大体この二つを教えると治る
- 斜め前に振る
- 序盤手の甲を相手に見せるようにして振る
これだと誤解されそうなのでまた加筆します
1級
特に甘めに見てもらっているところをしっかりとやる
がしかし、「元の位置」は1級になっても見られないと踏んでる
とくに重心の位置は2級で甘くしたのでしっかりと立ち方からやる
体重は前7後ろ3ぐらい、胴体が前足にも後ろ足にも揃わないようにする
基準がまだわかってないので後ほど加筆します